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樹齢400年しだれ桜満開の





身延山久遠寺三門



2006/04/04、青春18きっぷを利用して身延山へ出かけた。
ロープゥエーを利用しないで、三門〜本殿〜表参道登山道〜山頂奥の院1136m〜裏参道〜祖廟と周回した。
軽いハイキング程度かと想像していたが、なかなかどうして歩きがいがあった。
車道が多いのは仕方ない。
道中点在する別院へ詣で、古い名も無き墓標群や見事な杉の群落、そしてひっそりと咲くしだれ桜の古木などとの出会いは、歩いたからこその邂逅であった。


コース&タイム;身延山バスターミナル9:25〜9:40本堂(周辺見学・撮影40分)
表登山道口10:20〜11:05三光堂11:10〜12:00山頂(見学・昼食40分)
裏参道口12:40〜千本杉13:30〜14:20祖廟14:35〜14:45バスターミナル
所要時間;5時間20分
歩行時間;3時間40分




三門を潜ると、名物の急な石段、菩提梯である。287段を登りきる頃には呼吸が荒くなっていた



身延山は日蓮上人によって1274年に開山され、上人自らが久遠寺と名付けた。
上人は八年間此処の地で布教に努め、1282年茨城へ両親の墓参りに行く途中、今の大田区池上で没した。
池上本門寺が建立された場所である。
その遺骨は身延山へ奉ぜられ、代々の住職により手厚く回向されている。




祖師堂の脇に根を張る身延山の象徴、しだれ桜の古木。寺の境内とはいえ、神が宿る。このほかにも広い境内の其処彼処に見事な桜が咲き誇っていた。



山頂奥ノ院思親閣



本堂裏側から表登山道経由で山頂までおよそ2時間かかる。
参道には別院が点在し、それぞれお参りしたが、味わい深い社が多い。三光堂が中間点となる。そこで水が利用できる。中間点までは舗装道路である。
登山道には50丁の石の道標が設置されていて、まだ10丁目かまだ20丁目かと、うんざりするが、所々で富士川・天子山塊方面の視界が開けてホットする。
山頂では、ありがたいことに沢水をポンプで汲み上げていて、無料で使用できた。
奥の院思親閣は仁王門を持つ立派な造りで、杉の巨木に囲まれている。ここで線香を焚いた。



山頂から望む白峰三山、北岳は富士見山に隠れて頭だけを覗かせていた



山頂の展望台は三ヶ所に別れ開ける方角が異なるのだが、それぞれ見事な眺望を得ることが出来る。
ロープゥエー乗り場付近では、富士山〜八紘嶺、十枚、青笹などの安倍奥の山々を、
表参道下山口付近では〜眼下に富士川、その奥に天子山塊〜御坂に連なる山々を、
山頂北側奥からは〜間近に七面山、その右手に南アルプス〜八ヶ岳〜秩父の山々を、それぞれ望む。
復路は裏参道を下った。こちらは傾斜が緩い分距離が長い。中腹で七面山への縦走路が分かれる。
下った麓の身延川沿いに、日蓮上人の墓所【祖廟】があり、お参りした。
手前に立派な墓石があり間違えそうになったが、上人の墓石は格が大違い、南無妙法蓮華経の独特な字体が宇宙文字のように記されていた。
祖廟周辺にも美しい桜が多い。大勢のカメラマンが夢中で撮影していた。


身延山は、拝観料・入場料・見学料のたぐいが徴収されていない。各伽藍もほとんどが無料で内部も開放されている。 訪れた人々に対して‘よくお出で下さいました’という歓迎の気持ちが随所に見受けられる好印象の寺院だった。
桜の季節は大変な人出で、特にツァーの観光バスが大挙して押しかけるので、バス到着前に行動することが最大のポイントだ。
また、徒歩で山頂往復する場合は甘く見ないで、初級登山の体力が必要と考えたほうがよい。
                         2006/04/08 記

no.5 三国山〜湯船山 , no.4 身延山 , no.3 小金沢・南大菩薩縦走