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水無川上流遡行 2010.09.06


この年は9月に入っても一向に暑さが和らぐ気配がいたしません。 そこで尾根歩きは敬遠し、息子を誘っての初級沢登りに出かけることに致しました。
沢登りと云ってもジャブジャブと渓流を歩くイメージです。酷暑の中でも冷たい水を浴びて爽快でした。
リンク先人気サイト【低山山歩】管理人様から頂きました沢歩きのガイド本【ウォーターウォーキング】略してWW,トップに紹介されていた水無川上流コースです。
前大沢出合の少し上流が入渓点で、戸沢出合の大堰堤下が終点、行程は90分ほど、林道歩き・軽食休憩を含めても所要時間は僅か3時間程度でした。嫌われもののヒルとも遭遇いたしませんでした。


大詰めの新茅ノ沢出合上流、小滝が連続する

コース&タイム;
新茅山荘7:50〜(林道)〜8:25入渓地8:40〜小堰堤2ヶ所を巻く9:20〜新茅ノ沢出合9:50〜10:10大堰堤
大堰堤10:25〜10:30作冶小屋10:45〜(林道)〜11:00新茅山荘

※本コース遡行の様子を撮った映像を見つけました。下記サイトを是非ご覧ください。ウォーターウォーキングの楽しさが伝わってまいります。 わざわざ困難なルート取りをしているような場所も見受けられ、映像の印象より難易度は低いです。
水無川ウォーターウォーキング you tube 映像




水無川は丹沢における沢登りの代表格と云える流域だが、今回レポートする戸沢出合の下流部分はあまり沢登りの対象にされていないようだ。 年季を積んだ沢ヤからは遡行に値しないとの評価なのだろう。 ところが簡単沢歩きのガイド本【ウォーターウォーキング】白山書房では、お勧めコースとして紹介されているのを見て、酷暑続きの今日この頃、初心者が沢を歩くにもつてこいとばかりに息子を誘ってでかけてみた。 本格的な沢は未経験な私は一人では心細く、息子を誘ったのでした。
戸沢林道は風の吊橋の先から未舗装となり相当悪い区間もあって慎重に車を転がす。つい最近林道終点の戸沢出合まで行っているので不安を感じることはない。
龍神ノ泉の少し先で河原への降り口を確認して新茅山荘まで進み、広い駐車地に車をデポした。木陰の林道歩きは案外涼しい。林道をのんびりと30分ほど戻ると確認していた河原へ下る道に出合う。 車が通行可能なはっきりした道である。今は取り壊されたが、倉見山荘へのアプローチ道路だったようだ。
降り立った河原は開けていて、バーベQなどしたくなる場所。中州へ渡り沢歩きの仕度をする。仕度と云っても、運動靴から底がフェルトの渓流タビに履き替えるだけである。服装は半ズボンにTシャツと軽装で、ヘルメットは所持しておりません。 渓流タビを沢登りに使用するのは今回が初めてのことで、もともとは磯釣り用に購入したものです。釣りでは何回か着用し、そのスベリ止め効果は確認済みである。
軽食を取って遡行開始。

出足は平凡な平瀬なので足を濡らすまでもないのだが、構わず流れに入り渓流タビの具合を確認しながら歩く。グリップが効き水の抵抗が少なくて快適である。靴の中にポチャポチャと水が入り込まないのも良い。
直に両岸が迫ってきて川幅が狭まり、急瀬と釜が交互に出現し渓流らしくなった。この辺りには魚は住んでいないと思っていたが、魚影が見える。ヤマメがいるのだろうか?だが魚影は薄い。
水は冷たいが、酷暑の中体を動かしているのでその冷たさが心地よい。息子は早速上半身裸となってドップリと釜に浸かり得意げである。服は濡れても直ぐに乾いてしまうのだ。
遊びながら大岩や小滝などを乗り越えていくと、徐々に沢歩きに慣れてきて、コース取りのコツも自然に身についてきた。
二段の堰堤が見えてきたので、ガイドブックの通り左側(右岸)の山腹に取りつき、大きく迂回した。迂回ルートには人が歩いた痕跡があった。再び渓流に降りると、谷幅は狭まり一段と流れが速くなるので、全く未経験の者にとっては恐怖を覚えるかも知れない。 だが、渓谷美は冴えわたり、本コースの核心部に入ったようだった。やがて左からモミソ沢が、右から新茅ノ沢が合流してくる。新茅ノ沢手前から戸沢林道に上がれるようだが今回は確認していない。
モミソ沢の先には懸垂岩と呼ばれるロッククライムのゲレンデがあが、小規模のものである。
小滝の連続を超えて、流れが右に大きくカーブすると大堰堤が見え始めて終点間近となる。新茅ノ沢からは僅かな距離である。
息子はまた裸となり、大堰堤の滝に打たれた。少しよろめいたものの、1分ほど我慢して満足げだった。
急な右側山腹を木に掴まりながら強引に攀じ上がると作冶小屋の裏手に出た。二人とも少し物足りない様子も見えた。



2010.09.21 掲載

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