HOME


梅ノ木尾根から大山へ 1252m 2007,05.03


新緑の梅ノ木尾根


唐沢源頭部から日向山へ派生する梅ノ木尾根は訪れる人の少ないマイナーなルートで登山地図には記されていませんが、その割に明瞭で安全なコースでした。
連休最中の大混雑が別世界のように静かな新緑の山道を、4人の仲間と歩きました。 下山の一般道は渋滞ぎみ、途中から裏道を下社へと下りました。
ハイキングコースとしては少々ハードでしたが、とてもいいコースでしたよ。
下山後門前町で大山名物の豆腐懐石をビール・地酒と共に戴くが、瞬く間に食べ終わってしまい、飲兵衛4人のパーティは伊勢原駅付近でいつものように本格的に飲み出したのでした。

コース&タイム
伊勢原駅=バス停8:00〜日向薬師(参拝)8:30〜奥の院分岐9:20〜鐘ケ岳分岐10:10〜893m合流点10:50
〜11:10 989mベンチ(昼食)11:50〜12:30大山山頂1252m12:50〜蓑毛裏参道〜14:20下社14:30=ケーブル=追分
所要時間;6時間半、歩行時間;5時間


この日は日が差したかと思えば小雨がぱらついたり変わりやすい天候で、特に山の周囲は暗い雲がまとわり付いていたが、穏やかで暑くも寒くもなくハイキングに適した日和となった。
晴天を約束した前日の気象予報士だが毎度のごとく外した格好、信じたこちらは雨の仕度を一切省いていたので心配したが、大きく崩れることもなく済んで助かった。 特に山では気象予報士の言葉はほどほどに信じた方がよさそうだ。
日向薬師バス停(終点)で降りたのはハイカー7〜8人で、我々4人が日向薬師へ向かい、残り全員は林道を上流へ向かった。見晴台へのコースを取るのだろう。
日向薬師は日本三大薬師の一つとのことだが、他の二つを私は知らない。本堂の茅葺屋根が歴史を感じさせ、大木に囲まれた境内は荘厳とした趣がある。 本尊の薬師如来を参拝し、奥の茶店付近で身支度とトイレを済ませて、裏側の林道駐車場奥から山道に入る。 この登山口は日向山404mから七沢へ下るハイキングコースの入り口となっていて付近の略図が示されているが、目指す梅ノ木尾根については記載がない。
そもそも梅ノ木尾根と云う名称が広く認知されているものかどうか怪しいし、また出所も不明である。登山口が日向薬師裏手の梅林から始まっているので、安易に誰かが名付けただけかも知れぬ。 ところが、私も便宜上その名を使わせてもらっている。
梅ノ木尾根へは日向山方面への道から分れ、山腹を緩やかに上って稜線上に出る。以後不動尻からの一般道と合流するまであくまでその尾根上を進む。 はじめはスギの植林帯をシカ柵に沿って行くが、やがて広葉樹となり、清々しい道が浄発願寺奥の院分岐点まで続いた。 ここまでは指導標識も時折見受けられ、マイナールートとは云えない整備された道だった。
奥の院分岐は十字路で、最も踏み跡の薄い直進を選ぶ。あくまで尾根を外さずに行く。 この先から標識類も正規な物は姿を消すが、テープのマークや手書きの行き先矢印などが分岐点に表示されているので、それらを地図で確認しながら進めば不安はない。
急登の後辿り着いたピーク(二ノ沢の頭)から道はそれまでの西方向から北方向へ変わる。左手に目指す大山、右手に三峰山が時折姿を現す。大山山頂付近の上部は暗い雲が覆っていた。
やがて両側から谷が迫り、痩せた岩尾根を行く。周囲は落葉樹の低木で、芽吹いた若葉が瑞々しい。紅葉の時期もさぞ素晴らしいことだろう。痩せ尾根はなかなか長い。だが比較的平坦なので、不安は感じなかった。
痩せ尾根を登り切った場所が鐘ケ岳分岐である。鐘ケ岳661mと云えば此処から随分遠い。ハテナ?と疑い地形図で確認したところ、674m点を通り山ノ神隧道の上部を跨いで到達できるようだ。こちらこそ真のバリュエーションルートだろう。
この分岐から少し上ったピークで再び道は分岐する。南側へ下る道が本線のように見えるが、そちらは日向川源流部へ下ってしまうのだろう。西へ下る薄い踏み跡を辿るのが正しい。
今回は私が先導役で、事前に地形図を頭に叩き込みルートを繰り返し確認してあるので、迷わずに進んだ。
鞍部からの上り返しはきつい。木の根などに掴まりながら登る。息が弾み小休止し、ようやく不動尻からの一般道と合流した。小さな標識が設置され、梅ノ木尾根方向はマイナールートと記されていた。

  
尾根中腹から眺める大山が大きい         尾根上部から三峰山を望む

今回先導役の私は、随分とゆっくりとしたペースを作りあげた代わりに休憩の回数を減らした。Nさん・Oさん健脚の二人にとっては遅すぎるペースでなかったか、とも思う。 自分のヒザに不安があることと、Kさんの運動不足によるスタミナ切れを心配したためだ。それでも此処まで予定時間通りだった。この歩き方が長距離には向いているようだ。
この不動尻コースは下山後の林道歩きが長いので、人気は薄い。だが気持ちのいい道で、時折マメサクラが咲き残っていた。ミツバツツジもチラホラと咲き始めている。 人気薄と雖も連休最中のこと、数組とすれ違う。緩やかに上り989mピークで昼食休憩とした。

no.7 西丹沢大室山へ , no.6 梅の木尾根から大山 , no.5 三国山〜湯船山へ