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南高尾山稜グルリと一周  2004/05/28


   
      見晴台からの眺望、後方は石老山               明るい草戸山山頂


高尾山周辺は距離的には自宅からさほどのこともないが、起点となる高尾山口駅へ行くのに、東海道・小田急・横浜線・中央線・京王線と5回の乗り継ぎがあり、短い距離にこの乗り換えの多さにはうんざりするし、また観光地のような喧騒もうんざりなので、大分以前に影信山を訪れたことがあるだけで、その後はこの山域を敬遠していた。
しかし、近郊では最も身近で手軽な山だけに、話題に上がることも多いのにかかわらず、‘私は行ったことがありません’ではいささか協調性に欠けるので、訪れる機会を窺っていたところ、当サイトへリンクしていただいている毘古麿呂さんのページで、関東ふれあいの道の内、湖の道が目に触れた。
この湖の道は周回コースなので、車が利用可能である。高尾山口の梅ノ木平から津久井湖の裏山(南高尾山稜)を辿り、大垂水峠で20号線を越えて城山から高尾山主稜線を戻るコースである。
歩行距離16Kmほどなので、私の足で5時間半、休憩を含む所要時間にして7時間程度、1日コースとして充分ではあるが、さらにそのうえ、この付近で気になる、草戸山・峯の薬師を付け加えたコースにアレンジして、駐車地が多そうな津久井湖畔側を登山口に計画してみた。
少々欲張り過ぎたロングコースになってしまい、辛難辛苦を覚悟してたが、思った以上に歩きやすい、静寂で清涼な道が続き、予想よりも短い所要時間で、疲労困憊するほどのことなく歩き通すことができた。
ただ、高尾山山頂から高尾山口間の、最も静かと言われる稲荷山コースでさえ、あまりの喧騒に驚かされた。
この間を除いて、林間の静かな低山漫歩を満喫できた。

コースと歩行タイム
峯の薬師登山口〜20分〜峯の薬師〜20分〜三沢峠420m〜20分〜西山峠〜20分〜見晴台〜10分〜中沢山分岐
〜20分〜大洞山536m〜20分/2時間10分〜大垂水峠386m〜30分〜高尾主稜線〜20分/3時間〜高尾山599m〜30分〜稲荷山
〜30分/4時間〜高尾山清滝〜20分〜四辻〜30分〜鉄塔〜20分〜草戸峠
〜10分/5時間20分〜草戸山365m〜40分/6時間〜峯の薬師登山口
歩行時間;6時間、休憩を含む所要時間;7時間30分

コースの状況
津久井湖の三井大橋を三井(ミイ)側へ渡り、峯の薬師登山口僅か手前の右路肩に3〜4台の駐車スペースがある。登山口には、峯の薬師表参道を示す石碑が道の両側にあるので、注意しているとわかる。隧道まで行くと、行き過ぎである。
逆に、城山側から進入した場合は、隧道を抜けてすぐである。
この他の駐車地は、三井大橋の三井側橋の脇にかなりのスペースが認められた。ここから登山口まで15分程度か。
 峯の薬師は500年の歴史を持つ古刹、曹洞宗大覚山東慶寺の別名で、日光・月光菩薩を従えた薬師如来が本尊として祀られている。病を治す薬師様として、古来から信仰されている。
また、富田常雄作の「姿三四郎」で、主人公と宿敵の檜垣兄弟との決闘の舞台として記されている。
境内からは、南東方向が開けている。
 奥の院から電波塔の脇を抜けて三沢峠にわけなく着く。峠は五差路で、この先大垂水峠方向が関東ふれあいの道湖の道である。ここから本格的な山道となり、稜線に沿ってピークをいくつも越えていくが、大概巻き道があり、そちらを選ぶと楽である。
指導標識が充実しているので、大垂水峠方向へ進めば間違いない。快適な尾根道が続く。
見晴台は南方向180度の展望。大洞山山頂は展望はないが、ベンチテーブルがあり、休憩場所に良い。
大垂水峠では20号線を人道橋で渡り、すぐに指導標識に従い学習の歩道と名付けられた山腹の山道を登る。
湖の道は相模湖方向へ国道を少し下って、右に登り城山へ向うルートだが、遠回りである。
高尾山の主稜線と合流すると、そこはもう街中の観光地。高尾山口までこの喧騒の世界を歩く。
 草戸山へのハイキングコースに入ると、再び静寂な世界となり、ほっとした。
清滝ケーブル駅から京王高尾山口駅方向には行かないで、真っ直ぐに国道20号線へ出て、高尾山入り口の信号を横断し狭い車道を少し登る。右側を注意していると、民家脇にハイキングーコス入り口を示す小さな標識がある。
同じ高尾山口を起点とするハイキングコースとは思えないほど、こちらは落ち着いた趣である。
20号線の車の騒音が遠ざかると、麓の拓殖大学の応援団であろうか、リズムのある太鼓の音が微かに響く。
草戸山まで数組のパーティとすれ違っただけであった。
草戸山山頂は多くのルートが通じ、地元住民の散歩コースのような明るい雰囲気に一変した。
明るい雰囲気をそのままに、駐車地へ下山した。
 2004/05/30 記

no.3 小金沢連嶺南大菩薩縦走へ , no.2 高尾山 , no.1 丹沢表尾根縦走へ